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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

09-10-2016 / Sunday [長年日記]

_ ちょっとスモーキーなピンク色が好きだ。なので、そういう色の服をウィンドウショッピングなどで見つけたりすると、黙って通り過ぎることができない。あるとき見つけたVネックのチュニックは、若干細身の仕立てではあるが、基本はボックス型のすとんとしたデザイン。ポケットは外に縫い付けてあるタイプだが、子どもっぽいデザインではなく、絶妙の仕上がり。頭からすっぽりとかぶるタイプで、もうむちゃくちゃ好きなタイプの服である。もう一着、洗い替えに買っておこうかと真剣に考えるほど気に入っている。時々、そんなふうに超ヘビーローテーションになる服との出会いがある。その一方で、ただただ安いからという理由で、買ってしまった服というのは、やっぱり2,3回着たら、飽きてしまうのである。だから最近は、あまり服を買わなかくなってしまった。もちろん買う余裕がないというのが一番の理由ではあるのだけど、いいものが一枚あれば、それで十分なのである。

今日も、たまたま通りがかったお店で、もう絶妙のデザインの服を見つけた。ものすごく気に入って、よほど買おうかと思ったのだけど、記事がとても薄地のローンで、洗濯したら糊付けアイロンがけは必至である。生活に余裕があったら、きっと買っただろうな。なんとか散財せずにすみ、そのことで若干晴れがましい気持ちになったり(笑)。

年に二回ほどあるフラッグキャリアのチケットプロモーションに初めて行ってみた。すると、なんとなんと、帰国便がもちろん往復で3.5万円程度になっている。とはいえ、若干、条件が厳しくて、2週間しか有効期限がない。でもむちゃくちゃ安いやんか~と、急にテンションが高まった。まだちょっと考え中なんだけど、ちょっと帰ってみるのもいいものかな。。

そういうこともあったので、無駄遣いはできるだけしないように、とにかく、我が家は常時、緊縮財政施行中である。


04-10-2016 / Tuesday [長年日記]

_ あっという間にもう10月になった。先月、学会の際に、現地で旅行代理店を経営する友人の家に遊びに行った。新しい家を建てたということで、早速に見学させていただいたのだった。家は本当に素晴らしいデザインで、ただただ圧倒された。設計も担当した友人のセンスのよさということあのだろうけれど、南欧風というのか、とにかく明るいデザイン。ともすれば、日中でも電気をつけなければならないくらい、極力、外光が差し込むのを排除する造りの家が多い当地にあって、まったく考えもつかないようなデザイン。素敵なおうちでしばし談笑した折に、何冊かいただいた文庫本の中に、「家族狩り」(天童荒太)があった。既読ではあったのだけど、初めて読んだときの衝撃が記憶に強く刻み込まれていたこともあって、ぜひとも手元に置いておきたいと思って、いただいてきたのだった。ある夕暮れ、手に取って読み始めたらもう止まらなくなってしまい家事も家族の世話もなにもかも手につかなくなってしまった。一気に文庫本5巻を読み通してしまった。数か月前、友だちの家に預かってもらっていた荷物に一連の藤沢周平の小説を見つけて、一気に読破したときほどではなかったけれど、文庫本のページに沈没する至福の時を過ごした。

そういうこともあって、家族サービスの意識が高まり、先週末は子どもを連れて遠足。往復8キロの道のりを、子どもは本当によく歩きとおした。それも踊るように、楽しそうに歩いてくれた。24時間ぶっ続けで読書をした影響なのか、体のリズムがくるってしまい、それを元に戻すのにいやに時間がかかった。もう年なんだなあと思いながら、息を切らせて日課である体幹トレーニングに取り組むのだけど、別に痩せたりしないんだなあ、なぜか。という具合に、相変わらず、大人げない日々を過ごしている。


26-09-2016 / Monday [長年日記]

_ 日本からの研修やらなんやらかんやらの波も全部引いて、日常に戻った。この9月は、本当にたくさんの人と知り合った。先日の国際学会では、なんと中学の時の同級生と再会した。もっとも再開といっても、お互い、在学中は同じクラスになったこともなかったため、みなでプロトコールの話をしていて、ふと出身地の話となったときにわかったこと。クラスが違っていたことと、進学した高校が違っていたこともあって、全然接点がなかったのだが、英語の先生はだれやった?とかクラブの顧問はだれ?などという話から、やっと接点がひとつひとつ見つかってきて、ああ、同級生やね、こんなところで会うなんて!というゆるやかな盛り上がりに至ったのであった。

_ 小学校なのに中間試験休みなんぞがあったりして、学校からの話を全然聞いていなかったりする親子ふたり、週の初めからのんきに子どもを送り出したと思ったら、「今日は学校は休みでした」と送り迎えのバスから連絡があった。この送迎バスは、学校から引けたあとに子どもが通うアフタースクールという名前の学童保育の車である。「そういうわけなので、学童保育に直行します」と、機転を利かせてくれたありがたいところなのである。

_ こちらの学校の制度は、なんやらかんやら定期的に教育法が改定され、そのたびに学習項目等々もすべて刷新される。私立学校と公立学校とでは学年ごとの学習内容も異なるらしく、相互間の転校ができない。また学習時間が足りないということで、公立学校は土曜日も授業がある。私立学校は昼食をはさんで午後も授業がある。土曜日は休みのところが多い。教科書も学校と印刷屋さんとか書店が直接取引して、使いやすい教科書を自前で作っていたりする。子どもの学校は、欧米の学校のテキストを使っている。といっても教科書はくれずに、コピーしたプリント形式で配られる。これでいいのだろうかと思いつつ、もう公立学校にも転校できないので(転校するとしたら、来年入学の一年生からやり直しとなる)、ついていくしかできない。いろいろ悩ましい。そういうわけで、私立学校の子も公立学校の子もみな、放課後、学習塾へ通っている。学習塾の普及のスピードは、日本で携帯電話ショップがあっというまに各種軒を連ねるようになった状況に似たものがあるほどすさまじい。わが子は通っておりませんが、こんなふうに斜に構えていられるのはいつまでかという懸念も実はあったりする。


14-09-2016 / Wednesday [長年日記]

_ 先週の半ばから子どもを連れて国際学会へ。初日は開催地に住んでいる凸凹大学時代からの古い友人と、日本から来た共同研究者の友人たちと久しぶりに会って、会食。朝は8時の飛行機だったので、お昼は現地の友だちと一足先に会って、日系スーパーでお寿司のパックを買って食べたりなんかした。おいしかった~。わたしたちが住む街のお寿司屋さんのとはもう全然違っていて、おいしい。しかも安い!夕方、日本の友人たちと合流して、夜は中華。これもおいしかった~。というわけで、この日から日頃の食生活の貧しさなどすっかり忘れてしまうような、食生活が始まった。翌日の学会初日は例によって、まだ自分の発表の準備に費やして、昼食はみなで。午後はもうひとつのパネルセッションのメンバーと打ち合わせ。夜は子どもとふたりでホテルで食事。翌朝のパネルはなんとかがんばっていい感じの発表となった。メンバーに感謝。お昼はまたゴージャスな昼食で満腹。慌ただしく、ポスターセッションの準備をして、最初のお客さんに共同研究者が説明を始めたところで、わたしは退場。預けていた子どもをピックアップして子どもとふたりで、大昔、わたしが大好きだった山間の観光地へ移動。ひさびさの観光地はシーズンオフが始まったところで、まだ慌ただしい様相を呈していた。それでなのか、予約していたホテルがダブルブッキング!これがケチのつき始めで、最後までとにかくいろいろたいへんだった。でも全体的には日ごろ、一緒に遊ぶ時間が少ない子どもとずっと一緒にいられることができて、わたしにとってはそれが一番だった。5日間、たっぷりと静養。昨日は午後、旧友の家に戻り、たくさん日本語の文庫本をもらって、9時ごろ戻ってきた。子どもは楽しかった休暇が終わって、家に帰るタクシーの中では早く学校に行って、みんなにお土産をわたしたいとうきうきしていたのが、寝床に入るころには、もっともっといろんなことをしたかったと泣き出した。わたしにもそういう気持ちがわかる、わかるよ。とくに最後の日は、旧友の家の近所に住む日本人の女の子がたまたま遊びに来てくれて、短いけれど、とても楽しい時間を過ごした。それで余計に、さみしい気持ちが募ってきたのだと思う。子どもを寝かしつけながら、いろいろな話をまたして、なんとか子どもを夢の国へ送り出した。それからわたしも思い出に浸りながら、荷物の整理。やっとひと段落ついてから、ゆっくりとお茶を飲んで、これからのことを考えながら、さあ日常に戻ろうと思ったのだった。お金が飛ぶように消えていって、本当にたいへんだったけれど、いい区切りがついたかな。明日っから、またがんばろう!


26-08-2016 / Friday [長年日記]

_ 夕方まで仕事して、一旦、帰宅して子どものヘルメットと命綱を取ってから学童保育へお迎えに。そのまま今日は外で食べるということでピザやさんへ。店内のあちらこちらに貼られているイタリアの写真を見ながら、ひとりでも多くの人が助けられることと、一日でも早く、被災した人たちが生活をを取り戻すことなどを考えたりした。

子どもはピザやではいつも炒飯を食べたがり、中華やではピザを食べたがる。天邪鬼である。子どもの食べられるものを頼むから、大人にとってはちょっとくどい食べ物ばかりになり、ピザを食べて帰るとなんとなく気持ちが悪くなる。残せばよいのかもしれないのだけど、お店屋さんで食べ物を残すというのができない。それで意地汚く全部食べてしまうのである。ああ゛~という気持ち悪さを家に帰って季節のフルーツとプーアール茶の摂取によってごまかしたのであった。


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