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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

13-11-2016 / Sunday [長年日記]

_ とにかく天候が不順である。寒い。朝、燃えるような朝焼けが見えることもある。はっきり言って、美しいとかそういう次元ではなく、不気味そのものである。そして数時間後には、おそろしく激しい雨が降る。明け方や夜半は日本の秋の夜のように肌寒い。昼間は祇園祭のころの京都と同じくらいに暑い。体調を崩さないほうがおかしいくらいである。わたしはそのおかしいほうの組の人間なので、別になんということはないのだが、子どもがだめになってしまった。天気のせいでもなかろうが、登校拒否をしている。先週は一週間、学校に行かなかった。それなりに某国に適応し始めて、学校でもなんとか仲良しもできたようなのに、苦労も多いようである。そのこともあって、また気候不順のこともあって、体調を壊してしまった。いつもよりも長く、膝に乗せて抱っこしたり、寝るときも超添い寝で体をくるんでやったりしても、なかなか気持ちが明るくなることがないらしく、朝になると腹痛を訴えた。当地では無理やり子どもを学校へ行かせるほうが罪なので、慣例に従い、子どもは休ませることにした。なんとか一週間、子どもも相当甘えっ子に逆戻りしたけれど、大人だって外国暮らしはたいへんなのである。いわんや子どもをや、であろう。セラミクタイルの床も冷たい。なにもかもじんじんと湿度を含み、一見、明るい色をしているものも、指先で触れるとぞくっとするほど冷たい。いやな季節である。明日は学校に行けるといいのだが。


11-11-2016 / Friday [長年日記]

_ 中国では独身の日なんだとか。海のずっと向こうでは、恐るべき人物が国家の頂点に立つという事態になり、ハーバード・ロースクールの学長が涙ながらに学生たちに語りかけたという。そのニュースを読みながら、ちゃんとしっかりとしている人もまだまだいるのだと、ほっとしたり。そういう激動の11月に、わたしも転職が決まった。来年2月から、愛する某国を後にして、某内陸国へ引っ越すことになった。日本の大学の海外事務所の担当ということで、今のところに来るまで続けていた研究プラス日本語教育を合わせて行うというのが任務である。あと2か月でここを去るのかと思うと、今日までの怒涛のような日々が嘘のように感じられる。某内陸国には一度も足を踏み入れたことはない。しかしその両隣の国には行ったことがある。全然イメージがつかない国なのだけど、先輩や後輩が何人も出たり入ったり住んでいたりする土地である。だから思い切って、ここで一度仕切り直しをと思っている。

心配なのは、子どものことだけ。せっかく踊りを楽しく勉強しているところで、申し訳ない。

今の大学に未練はないかというとウソになる。その未練とは、今の一回生と二回生が成長していく姿を見られないこと。もうひとつは、やっと自分の教え方に自信を持てるようになってきたところで、一旦、初級学習者への指導から離れてしまうことになること。

学生たちのことに関しては、手塩にかけて育てたというような感慨がある。もっと日本語が上手になって、どんなふうに勉強を続けていくか、いろいろな話ができればいいなあと思っていたのにここで終わるというのが、本当にさみしい。でもまたいつかどこかで会うだろう。その日を楽しみにして、わたしも新しい場所でがんばりたい。


25-10-2016 / Tuesday [長年日記]

_ 仕事で遅くなるので、近所の家に帰ってきた子どもを預かってもらい、午後6時過ぎにやっと帰宅。すぐに子どもを迎えに行って、また家に戻ったら、今、別れたばかりの子どもの友だちのお母さんからテキストメールが来た。曰く、とてもいいにくいことなんだけど、おたくの子どもの頭にシラミがいるようだ。卵がたくさんいるから、すぐに薬で駆除したほうがいいよ、という内容。をを、またしても・・・とがっくりときた。すぐにお礼のテキストメールを送って、お詫びもした。こちらではシラミがいない子ども、シラミがわいたことがない子どもはいないので、日常茶飯事といえば、そうなのである。でもやっぱり、ちゃんと目配り気配りの効いている家では、もちろんそんなことはない。といっても、シラミはヒトからヒトにしかうつらないということで、やはり人との接触が多い学齢期の子どもには、避けがたいことでもあるのだろう。子どものシラミは、おそらくは学童保育の友だちからなのである。学校のほうは、城下に知れ渡る金持ち学校(我が家は間違って子どもを入れてしまった貧困世帯)ということもあって、みなピカピカの子どもたちである。ゆで卵のようだ。他方、学童保育は、わたしと同様、勤労世帯の子どもが集まっているところである(といっても、我が家とは比べ物にならないくらいのリッチな世帯ばかり)。みんな忙しいはず・・・と、自分の落ち度を、そういうところに必死に転嫁させようと思ってるんですが、シラミがいても、駆除すればそれでOKな社会でもある。なので、我が家も専用梳きグシと駆除薬を常備しているのである。しかし、こういうことにならないように、割と定期的に、卵が見つからなくても駆除薬のシャンプーを使っていたのだけど、あまり効かなかったんだなあ。対策をたてなければいかん、いかん。


16-10-2016 / Sunday [長年日記]

_ 土曜の朝、起きたら、首を寝違えていた。肩もあがらない。一人だったらバイクで行くのだけど、子どももつれて今日は出かける日だった。なので、タクシーで行ったのが運の尽き、絵に描いたような、はずれくじの一日の始まりだった。

文化祭のようなものがあったので、これに行ったのだけど、バイクで行くつもりだったから、途中でATMで現金を下ろすはずがそれができず、心細い財布の中身。それでも食べ物屋台で子どもにいろいろ食べさせて、自分も少し食べて、お店の屋台を見ていたら、なかなかよく出来ている「トトロ」のシャドウボックスみたいなのを見つけた。これ欲しいなあ~と思ってもう少しで値段を聞きそうになったんだけど、帰りのタクシー代のこともあるしと思って、なんとか気持ちを抑えた。国内筆頭の理系大学の女学生の作品で、本当にとても丁寧に作ってあった。十分にお祭りもみたので、さあ帰ろうというときになって、子どもがぐずりだした。なんとかなだめて、街道でタクシーを拾って、ご機嫌取りでモール。実は今日は、子どもと一緒にスライムを作る予定にしていたのである。スライムの材料で、わたしが間違えて買っていたものがあったので、それを買うためにわざわざモールに行くなんて、バイクがあれば、そのへんの文房具屋でちゅーっと買えたのになあ、と心の中でひとりもやもや思いながら、子どものご機嫌取りです。さっき、食べたばっかりやんか!と文句を言いそうになるのを抑えて、子どもが好きな塩味の揚げパンを買って、しばしフードコートで休憩。それから果物とか野菜とかを買って、帰宅。家に帰って、すぐに子どもをスライム作り。一所懸命に材料をかき混ぜている最中に、「はっ、今日は寝違えをしたんだった!」と急に思い出した途端、ずんと首や肩が痛くなり、泣きそうになった。と、まあ、そんな一日でした。夜、出来上がったスライムを触りながら、「夏目漱石の妻」最終回。面白いドラマでした。いいドラマ。


12-10-2016 / Wednesday [長年日記]

_ DVD屋でなつかしの「E.T.」を見つけた。一枚100円のワゴンにあったので、子どもに「これは、おもしろいねんで~」と言いながら、購入。家に帰って早速見てみた。ええー、こんなシーン、あったっけかな、と思うところがたくさんあったけれど、子どもと一緒に初めてみる気分もいいなと思った。ところが、DVDにキズがついているのか、途中から、なにをどうしても再生できなくなってしまった。まあなんといってもブートレグだしなあとあきらめたものの ET go home のフレーズが気に入ってしまった子どもは、最後にETがどうなるのか気になって仕方がない。なんとか続きがみられるようにしてやりたい。


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