_ 書評とか全然進まず早幾年なのに、友だちの本の書評をすることを自ら申し出たりなんかして首を絞めている。準備中の書評が2冊すでにある。友だちの本は日本語だからなんとかなるか。。なんて軽く考えたりするところがいかんのだよな。
_ 工作活動継続とか。
_ 朝夕のラッシュ時に、ホームで乗客整理のアルバイトを勤める学生諸君がまぶしい。点呼の取り方とか、駆け込み乗車の客を押し込み、引っかかったかばんやらのためにドアをぐあっと広げて何とかドアを閉めることができて、最敬礼して車掌と挨拶を交わすまで直角に腰を曲げている姿勢とか。かねてから好感を持って観察していたわけであるが、このところ女子も登場するようになった。女子もよくとおる少し甲高い声を出して点呼を取り、やはり車掌と挨拶を交わすまで直角に曲げた腰を揺るがせもしない。さわやかというのか、なにかしら軍隊的というのか。しかし大きな声を出すことで、姿勢が正されるのかなとも見える。姿勢が正しくないと、大きな声は出せないものでもあるし<元剣道部。某国でもバスにはたいてい車掌が乗っている。あくまでも人相は悪く、愛想はない。しかしながら、こちらが荷物をたくさん持っていると、座っている若人に席を立つように促し(恫喝し)、席を作ってくれたりする。座ってお財布を広げて運賃を払おうとすると、バスの中で財布を開けたりしたら誰に取られるかわからない、乗る前に準備しておけ、などと仏頂面しながら注意してくれたりする。携帯電話で話していると、引ったくりにあうから今すぐ電話を切れなどともアドバイスしてくれる。乗り物好きの人に悪い人はいないのである。駅のアルバイト諸子も、とても実直そうに見えるし、みな電車や鉄道が大好きで仕方がないという雰囲気が、たいへんよく伝わってくるのである。
_ 実演販売を見ていてついつい薩摩揚げを買ってしまった。鹿児島の薩摩揚げはほんとにおいしいからいいんだけど、ちょっと高かったです。
いろいろ工作活動など。
産婦人科をめぐる状況について、いろいろ意見交換など。わたしの診察3週間待ちは、やはりおかしいという意見がたくさん出された。いくら病気ではないとはいえ、(1)海外出張から帰国したばかり、(2)熱帯病の既往歴等々が山ほどある、この点を強く主張すべきだったとのこと。食中毒に掛かった前後に、原因不明の症状で、幾種類かの抗生物質を服用しているのだが、このことももっと強く主張すべきであったとの指摘。確かにそうだったかも。で、もっといろいろの病院にあたるべきであったとも言われた。確かに考えてみればそうだったのだろうか。ミジンコさんに悪いことをしたかもしれない。
_ 朝、飲み物を買った「7時から11時まで」で、お釣りがどうも妙だと気づいたときはもうバスの中の人であったため、大学から電話。いつもは捨ててしまう領収書をなぜか今日はきちんと財布に入れていたのも虫の知らせだったのな。買ったものの品名・個数、合計金額と渡したお札の種類、レジ番号を伝えると、防犯カメラで確認の上、後ほど連絡いたしますとのこと。防犯カメラってレジ周りの支払いを撮影しているのですか。5分ほどして連絡が来た。曰く、いつも来店いただいているお客様で、先ほどのレジ係もよく覚えておりました、本日は何時ごろお店にいらっしゃいますか、とのこと。夕方ないしは明朝と伝えて、ほっとして電話を切ったのだが、しかしそんなにひんぱんに訪れるコンビニではないと思うのだが、本人が思っている以上に店員さんの記憶に残る妙な行動を取っていたのだろうか。これからはなるたけいろいろな店で買い物をすることにし、店員に覚えられないようにしようなどと思うも、しかし覚えてもらっていたからこそ信頼関係がいつの間にか成立しており、こうして問題なくささやかなわたしの主張−500円玉が足りない−が、受け入れられたということでもある。然るに、これからもあのコンビニで買い物をするのがよいということになるだろうか。
お店屋さんの人は、さすがよくお客さんの顔を見ているものなのだな。洋服やさんなどであれば、このお客さん、似合わん服をいつも買わはるわー、などと思ったりするのだろうけど、コンビニやさんもそうなのだろうか。昨日、寺町のエスニック屋でタイシルクのスカートを買ったときも、レジで、ご試着いかがですか、と改めて聞かれた。スカートを買うのだから、普通は試着してOKだったものを買うと思うんだけど。「似合うかどうかもう一度確認してみてはいかがですか」の婉曲表現だったのかもしれない。ま、どうでもよいことですが。
_ わたしが子どもの頃、「おはなしレコード」というのをよく聞いていた。世界の童話、日本の昔話などから、ずっと読み継がれてきたような定番のお話の朗読スタイルで、ミュージカル仕立てになっている。今は有名になったような声優が声を担当していたり、ピアノで演奏するときの楽譜もついていた。レコードも絵本も、引越しのときに母がわたしに断りなく、捨ててしまい(この人は、よくこういうことを平気でしてしまうのである。。)、もう今はわたしの脳内に記憶されている音楽を自分で歌ったりピアノで弾いたりするしかない。
インターネットでも随分検索したのだけど、なにしろ出版社も覚えていないので、検討がつかない。わたしが2歳くらいの時から、繰り返し繰り返し聴いていたもので、なんとか手に入れたいと思っている。自分の子どもにも聴かせたいと思うからでもあるのだけど、もう二度と聴けないかもしれない音楽ほど焦がれるものはないと思うこの頃。
ラインナップは、シンデレラ/浦島太郎/きっちょむさん/かちかち山/白鳥の王子/三匹の子豚/イワンの馬鹿/ブレーメンの音楽隊。。♪ママ、ママ、わたしのママはひとりだけ、とか、♪ふさふさふさたてがみ、あれはひとのもの、きれいな毛皮も、あれはひとのもの、あるのはちいさなしっぽ、ぶたのしっぽ、とかいう歌詞に覚えのある方はぜひご連絡ください。
_ 午前11時過ぎ、そろそろかなあと思って、早めの昼食とか諸々を兼ねて、外へ出る。薄暗いのは雨雲が立ち込めているからかと思ったら、日蝕だからなのですね。ところで日食と書くと、日本食堂を思い出す。鹿児島まで乗った寝台電車で、朝、西鹿児島駅に着いて、駅の脇手にある日本食堂でよく定食を食べた。長じて、学会のために夜行バスで鹿児島に着いたときも、わざわざ西鹿児島駅に向かい、日食を表敬訪問したものである。
うす曇の雲が垂れ込めているから、何も使わずに、白く光る三日月形の太陽が見えた。母に電話して見るように進めたり。道端ですれ違う人は皆、上を見上げ見上げ、歩いていた。
_ 朝、バス停で降りたら、目の前を歩いていた佐藤蛾次郎の源ちゃんふうの早朝ジョガーが、突然、道にしゃがみこんだ。スズメを捕まえようとしているのである。うそー、と思うまもなく、ばたつくスズメをたくみに素手の両手で包み込み、そのまま当たり前の顔つきで(後姿しか見えないのだが)、歩いていった。スズメを飼うのか、鷹かなにかを飼っていてその餌として毎朝一羽捕らえることにしているのか、焼いて食べるのかは知らない。しかし、あんなに上手にスズメを捕らえるなんて。いや捕らえるのを難しいと思いこみ、挑戦したことないだけで、ほんとうは誰でも簡単にスズメを捕獲することができるのだろうか。ハトなら捕獲できるかもしれないが、スズメはなかなか機敏だし、難しそうである。
_ いろいろ、工作活動。夜、よく眠れず。
如月さんから電話。一年前の今日、何があったか覚えてる?とな。一年前の今日?交通事故に遭って、首都に運ばれて、某所に戻ってきた日?と聞くと、わたしが如月さんになにやらプレゼントを渡した日なのだとか。はあ、思い出した。如月さんは日記をつけているわけでもないのに、記念日関係を実によく覚えている。感心する。ところでプレゼントを渡した理由は、その前の日に、如月さんと仕事の話をしていて、あまりにもあほなことを言うので、つい口が滑って、「それ以上そんなあほなことをいうのであれば、もう二度と、あんたと仕事をする気はない!」というようなことを言ったから。そんなふうに人にいわれたことがないような人なので、やはり後になって気が咎めたのだ。それで「買い置き」のお詫びの品を持っていった。でもそういえば、手紙を書いたような気がする。如月さんが言ったあほなことの内容とは、「折り紙ビジネス」の可能性。某国の人はいつでもビジネスチャンスを探しているため、ときどき突拍子もないことを真剣にいう。普通は聞き流すのだが、あのときは「ブルータスよ、お前もか!」と思ったのだった。それから2ヶ月もしないうちに、なぜか婚約、そして結婚、来年には子どもも生まれる。ふしぎ。