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  1. ね (06-13)
  2. ぴょん (06-13)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

11-08-2013 / Sunday [長年日記]

_ 「ユミヨシさん、朝だ」と、なぜか口をついて飛び出したことばに驚きながらカーテンを開けた日曜日の朝。何年も読んでいない小説の、最後の台詞だ。5時半とはいえ猛烈に暑い。今日も一日がんばらなければ。


09-08-2013 / Friday [長年日記]

_ 100センチメートルの影と164センチメートルの影が並んで夕方の門前町をとおりぬけて、賑やかなスーパーのある広場に向かったのは、3歳6ヶ月検診の帰り道。子どもはちょうど100センチメートルだった。計測器を読み上げる保健師さんが、まるでビンゴゲームで当たったかのように甲高い声で、数字を告げると、記録する係の人が、100センチですかと重厚な声で復唱した。子どもは誇らしげでに頭をつんと上げて、さっさと自分の服を自分で着替えたのだった。スーパーでは店内にあるイートインコーナーのあるパンやさんにさっさと向かい、だれに教えてもらったのか、トレーとトングをつかんで、小さな四角に切ったミニサンドイッチのパックをあやふやな手付きで乗せている。そして「ママはこれ!」とメロンパンを掴んだ。テーブルにトレーを置いて、紙コップに水を汲みにいっている間に、器用にパックをあけてサンドイッチをもうほおばっている。一体、どこで、誰に教えてもらったのだ。小さな四角の一列を全部食べてしまった子どもは、スーパーの隣の公園に行こうと、もう立ち上がっている。パンダとトラの乗り物に交互に乗った後、滑り台を3回滑って、また動物の背に乗って満足したらしい。家に帰ると、さっさと服を全部脱いで、お風呂に入ってしまった。存分に水遊びをして歯磨きもしてしまったら、電池が切れたように寝てしまった。三歳六ヶ月というのはもうなんでもできるのである。子どもは翌朝5時に目を覚ますと、またすたすたと一日を始める態勢に入った。わたしの子ども…なのだろうか。えらいものである。


08-08-2013 / Thursday [長年日記]

_ 人からもらった無料映画鑑賞券があったので、何年かぶりで映画館で映画をみた。「風立ちぬ」。ジブリ映画を映画館で観たのは初めてのこと。何の予備知識もなくふらっと入った映画だった。ふとユーミンの「ひこうき雲」が聴きたくなったからということにしておこうか。好きな映画だと思った。どんな感想を、どんなふうに言えばいいのかわからない映画は、往々にしていい映画であることが多い。たとえば、「人生は、時々晴れ」(マイク・リー)。たとえば、「愛情萬歳」(蔡明亮)。たとえば、「ディーバ」(ジャン=ジャック・ベネックス)。たとえば、「ただいま」(張元)。あらすじを話したところでその映画の何かを説明したことにはまったくならないような類いの映画。映画をみてから一週間、いまだに映画のBGMとユーミンの歌が前頭葉にこだまし続けている。菜穂子が、荷物をなんにももたずに汽車に乗るところが一番気に入っている。


08-07-2013 / Monday [長年日記]

_ 酷暑。というわけで、夜中に子どもがたまりかねて目を覚まし、明け方まで氷枕で冷やしたり団扇で扇いだり、濡れタオルで顔や体を拭いたり。扇風機は生ぬるい風を送ってくるだけで、別に体が冷える訳でもない。そういう夜が三日続いた。だから体も疲れ果てているのだけど、気持もすっかり萎えている。先月末で、図書館を辞めた。宿命なのか、仕事は好きだったのだけど、職場の人とまったくうまく行かなかった。派遣の鑑のような人がいた。この人と徹底的に合わせられなかった。合わせられる人がいるのだろうか…というような人だった。それでもう辞めてしまったほうが一層、楽だと思った。一足飛びにそう決めたわけではない。その間にあったやりとりにも幻滅した。それでまた苦労して、你好仕事通いをしている。朝、さも仕事を行くように子どもを保育園に送り、一旦、こっそり帰宅して家事を済ませ、你好仕事まで歩いて行く。めぼしい仕事が見つかれば、すぐ紹介状をもらい、一旦帰宅して添え状を準備して、履歴書と一緒に投函する。あるいは午前10時頃から午後2時近くまで、スターバックスでパソコンを見ながらパートを探す。めぼしいところがあれば、すぐに応募。毎日、4時頃、軽くお昼を食べる。それくらいに食べると、もうおなかも減っていない。アベノミクスというのは、どこの国のお話しなのでしょうか。わたしの目の前にはただただ澱んでいる深く暗い流れしか見えない。


03-07-2013 / Wednesday [長年日記]

_ もう7月なんだなあ。。怒濤の勢いで、図書館で借りてきた推理小説やらミステリーやらを読みあさっている。もう何がなんだかわからなくなってきている。あれだけ読むのを避けていたリンカーン・ライムのシリーズも全部読んでしまった。それどころがディーバーのものは、ほとんど全部読んでしまった。P.D.ジェイムズのものも。先日はわずかな時間しかなかったというのに、わざわざ図書館へ出かけて「シューマンの指」(奥泉光)を秒速で読んだ。これはシューマンを聴きながら読むべきだったのに。。でも、なんとなく、謎解きは途中からできていたような気がする。推理小説を読むと余計なことを考えなくてよいからほっとする。逆説的だけど、話がややこしければややこしいほど、二段組みのちっこい活字で、ボリュームがあればあるほどうれしい。静かに、静かに寝転がって本を読む至福を味わっているというよりは、明らかに真剣勝負の現実逃避をしているだけなのだが。


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