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  1. ね (11-28)
  2. ラギ (11-27)
  3. ね (11-17)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

23-11-2010 / Tuesday [長年日記]

_ 「誰も知らない小さな国」が講談社文庫から新刊として出版された。少し前に復刊ドットコムから来た案内によれば、絶版になっていた全集が復刊されるということであった。わたしはずっと昔、小学生の頃に買ってもらった講談社少年少女文庫版を愛読していた。文字通り、学校から家に帰ると手を洗ってうがいして、腹ばいになって本を広げたものだった。ひんやりとした部屋の空気とふっと物語の世界に入っていく瞬間のテレポーテーションめいた感覚をもう一度味わいたいと思った。佐藤さとるももう80歳を越え、村上勉も60代半ばという。せいたかさんの分身である作者とコロボックルの分身としての挿絵画家というふうに勝手にみたてていたところがあるから、この現実の数字に少し驚きもした。そのうち子どもがコロボックルの物語の虜になるかもしれない。昔読んだ物語と自分の距離がまた近づくのがうれしい。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ラギ [「誰も知らない小さな国」ですか・・。子供の頃の自分の世界観をつくってたもののひとつです。 娘が読める年齢になるのをい..]

_  [読んであげたい本とか、読んで欲しい本とかありますねえ。 子どもが自分で本を読むようになったら、それはそれで寂しく思っ..]


21-11-2010 / Sunday [長年日記]

_ そんなわけで古本の「百年の孤独」を探さないかわりに、「正弦曲線」(堀江敏幸)を読み始めた。夕方まで読んで、子どもが昼寝から目覚めたので、一緒にかくれんぼやら打楽器遊びをしたりして、夕食を支度して、離乳食を作って(作ってあるのを温めた:今日は小松菜と絹揚げのお浸し、マナガツオの蒸し煮、ひき割り納豆のお焼き、おかいさん)、いまだ片付いていない出張書類と格闘し、年末調整関連の書類をかき集めたりした。一日がいくつあっても足りないような気がする。

子どもは金曜日に肺炎球菌の予防接種を受けた。1回あたり9千5百円でっせ。それを3回、打たねばならない。もう10ヶ月になっているので、接種回数は3回でよいのだが、9ヶ月未満で接種を開始した場合は4回、打たねばならぬ。年齢が上がるにつれ接種回数が減るのだが、1歳時に肺炎球菌関連の病気を発症する確率が高いらしく、それまでに接種しておくのが望ましいという。しかしまともにスケジュールどおりに接種開始すると、家計がほんとうに苦しくなる。ヒブワクチンも1回あたり7千円。4週間おきに3回接種しなければならない。さらにその三回目から一年後に追加接種を受けて完了。子どもは海外での生活があるのでB型肝炎も任意接種している。それも1回あたり9千5百円で3回接種だっせ。ちなみにこういった予防接種は某国では必須、主要な欧米諸国でも必須となっているから国の補助がある。日本のちびっ子予防接種事情も携帯電話同様、ガラパゴス化しているのである。子ども手当はいらないからそういうところをもっと配慮してください、と言いたいです。

_ ふと思うことがあって「百年の孤独」が急に読みたくなった。山の家においてあるから取りに行けばよいのだが、この機会に新訳版を買おうかと思い(もちろん古本で)、大熱帯雨林書店で検索してみたら、なんと絶版だとか。ほかの書店の在庫状況も検索してみたところ、どこも絶版。ええー、あんな大作かつ素晴らしい小説が絶版とな。。そういうときはきっとまた新装版がでるのが間近なのだろうと無理矢理思い直して、なんとなく消化不良を抱えたまま、いつも名前を咄嗟に思い出すことができないあの人の本を開いた。。堀江敏幸だ。本屋でも図書館でもいつも、ええーと、確かは・ひ・ふ・へ・ほ、のどれかだったなあと思いながら、ハ行のコーナーを歩く。こんなに好きなのにどうして覚えられないのだろう。なぞだ。


18-11-2010 / Thursday [長年日記]

_ 今日は子どもの一時保育の日だし、やっと大学へ行ける…と思っていたら、母が風邪で倒れた。帰国早々、子どもがまず日本の寒さにやられ(冬生まれなのに)、保育園でもらった怪しい風邪をこじらせていた。プラスチックを飲み込んだ騒動があって、軽装で外出してしまったわたしも風邪を引き込み、ようやく落ち着いたと思ったところで、どうやら子どもの風邪が母にうつった模様である。珍しく高熱を出した上、寝込んでしまった。二日ほどで起き上がられるようになったけれど、病院へ連れて行ったりなんだかんだで、なかなかたいへんな日々が続いた。明日はなんとか日常に戻れるかな。

_ 市役所へ行った帰りに駅コンコース書店にて、帰国してほぼ初めてじっくりと本屋をみた。へえ〜、こんな本がある!!などと心躍らせながら手にとってみるも、本なんか買ったりしたら、ただでさえ子ども関係の支出がざわざわと増えてきたこの頃、もうお金がないよ〜と思い直し、きっと踵を返して帰宅。清貧の思想とかお金がなくても豊かな暮らしとかいろいろ美しいことばがあるけれど、今までのわたしの人生はいったいなんやったんやろ〜これからはもっとたいへんやな〜という甲羅をいつも背負いながら暗澹たる気持ちで生きているから、ああ、こんな本も買えなくなっちゃったという気持ちにつぶされそうになる。図書館があるではないかと思い直し、ちょっと元気だそうと思って、自動販売機でほっとレモンを買ってみた。


17-11-2010 / Wednesday [長年日記]

_ 衛星放送で「めぐりあう時間たち」。昔映画館で見た。再見してみれば、演劇的な印象を覚えた。何度でもみてみたいしっとりとした映画。女優はみな素晴らしい演技だったけれど、ジュリアン・ムーアのパートがとくに心に残る。思い切って器から飛び出して、人生を変えてみても、幸せにならないこともある、そんなことを飛び出す前に考えるわけでもなく、自分だけでなく誰も幸せになることのない時間を過ごすことになってしまったのだ。ときどきなにもかも投げ出して、リセットしたらどんなにいいだろうという誘惑に駆られないわけではないが、その都度、生来のめんどくさがりが幸いしてか、あるいは小心者の故なのか、まだ踏み外さないで軌道を進んでいる。しかしそれは踏み外す勇気なのか、踏み外さないでいる勇気なのか。それを見極める叡智をわれに与え給えという話なのだろうか。まだなにも決められないのだと思うのであれば、それはまだ時間をかけてもよいということ、その時機がきていないのだと思って、深刻になりすぎないようにと思う。


16-11-2010 / Tuesday [長年日記]

_ 子どもが赤ちゃんせんべいの袋の破片を飲み込んでしまった。なにかを口に入れているなと気がついたのは、ほ乳瓶をくわえさせてすぐのこと。あっと気がついたときにはもう目を白黒させていた。口を開けようと指を突っ込もうと思っても、歯ががっちりと合わさっていて、どうにもならない。とにかく頭を下に向けて、背中をどんどんと叩いた。叩きつつ119番通報。その時点では、前日にわたしがひっくり返してしまった裁縫箱から飛び出したボタンを飲み込んだのだと思っていた。どうしたらよいかを119番の人に問うと、すぐに救急車を出すとのこと。そのときにはもう子どもは普通に呼吸をしていて、目が涙目になっている程度で、傍目には寝起きか泣き止んだばかりの状態に見えたと思う。5分ほどの間に、保険証と母子手帳、先日縫ったばかりの子どものマントを鞄に入れて、ドアを開ける準備。もう救急隊員が到着していた。状況を説明して、子どもがもう落ち着いているみたいだから、飲み込んだにせよ、もう食道を通過したのではと話すと、万が一、まだ食道に引っかかっていたり、肺に入り込んでしまっていた場合のことを考えると、レントゲンを受けておいたほうが安心ではないかとアドバイスされ、病院にかかることにした。救急車に乗り込み、NICUがあり小児科専門医がいる病院へ搬送された。

救急車の中で子どもは珍しい車内の様子をみて目をきょろきょろさせていた。もう白黒させていない。そのうち温かい車内で眠り込んでしまった。救急処置室に到着してすぐに全身のチェック。結論からいうと、飲み込んだと思われるボタンが金属製以外のものの場合は、さほど心配は要らないとのこと。金属製の場合は、胃酸が反応を引き起こすことがあるから厄介になる場合があるとのこと。まずはレントゲンで肺に入っていないか、食道に引っかかっていないかを確認した。幸いなことに、レントゲン撮影の結果と子どもの現在の様子から判断して、深刻な事態にはなっていなさそうとの診断がついた。普通のボタンだったら、排便のときにチェックしていれば次回以降、かならず出てきますよと言われる。やっと人心地ついて、会計を済ませたら、乳幼児医療証があるからほんの数百円の支払いで済んだ。それでさらにどっと疲れが押し寄せてきた。わたしはコートもマフラーも持たず、子どものマントだけを持ってきていた。子どもも寒かったはずだろうに、自分がまだ興奮冷めやらずであったためか、タクシーに乗るという発想がなく、そのまま歩いて電車に乗って帰宅。家にたどり着いたら、作りかけの夕飯の食材がぜ〜んぶそのままになっていたのが、表面が乾燥しはじめていた。眠り込んでしまっていた子どもを寝床に入れて、すぐに夕飯の支度。病院に行っていた母が帰宅した途端、どっと緊張が解けて、へたり込んでしまった。子どもを持つと、こういうことは一度や二度は必ずあるといわれ、少し持ち直したけれど、ああ〜しかし、怖かったわ〜。いや、子どもはもっと怖かったと思うのだけど。。今朝、子どもの便の中には、赤ちゃんせんべいの真っ赤なプラスチックパッケージがのぞいていた。ボタンではなく、そんなものを食べてしまっていたのだった。そういう細かいゴミはしっかりとゴミ箱に入れていたつもりだったのに、こういうことって起きてしまうんだな。。赤ちゃんせんべいは、普段はたべさせないのだけど、たまたまいつも作り置きしているおやつがなにもなかったので、なんとなく与えてしまったのだった。評判のよいお菓子だったので、どんな味かな〜と味見をしたくて買ったのだった。

そういうことがあって、夜は久しぶりに夢も見ずにぐっすりと眠った。今思い返しても、子どもの目を白黒させた顔がちらついて、わあーっと叫びそうになります。とにかく今までの百倍、これからは気をつけようと思った。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ラギ [たいへんでしたね。でも大事にならなくてほんとによかった。 おそらく、もうすこ〜しだけ大きくなったときに、 「ぴーぽー..]

_  [竹の子でアレルギーがでるのですか〜! なんでも最初の一口は慎重にと、離乳食の進め方に書かれているけど、まさかと思うも..]


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